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2007.12.01    カテゴリ:  Archive 

   こんばんわ、というかおはようございます。

間があいて申し訳ありません。
出張と納期に追われる日々を送っているもので・・・。

静岡もようやく寒くなってきました。
といっても、まだアカイエカが夜中攻撃してきますが・・・。
暖流の恩恵も若干恨めしく思ってみたり。
佐賀はいかがでしょうか?

今日、山梨に仕事に行っていたのですが、山の紅葉もシーズンを終え、
鮮やかさの萎えた広葉樹林とスギ林の縦ストライプが、
土に埋まったパラソルのように様相を呈しておりました。
佐賀では見慣れない光景ですね。
林業のなれの果てを露骨に示しております。

さて、今日は『吉田の春』についてお話しましょう。
吉田の春

 

↓お話の続きは下のリンクからお進みください↓

この絵のモチーフは嬉野市吉田の百年桜です。
伊万里の明星桜とともに近年人気の観光スポットとなりました。

このサクラはサトザクラといわれていますが、
サトザクラとは日本に自生するオオシマザクラヤマザクラなどを
もとに作られた園芸品種群のことで、百種類以上あります。

日当たりを好む八重咲きの多い品種で、葉と花がほぼ同時に出ます。
樹形も横に枝が張るものや、上に伸びたりと気ままな性格ですが、
単木(一人っ子)ですくすく育った吉田の百年桜は
非常に枝ぶりの良いものに育ちました。

佐賀の誇る農学博士、
そして、私が農学部に進むきっかけとなった憧れの
貞松光男先生(会場にもお越しいただきました)によりますと
吉田の百年桜はサトザクラ群の中の八重系薄墨桜。
そしてそして、実はこの吉田のサクラの保存にうちの父が関わっていたのです。

もう10年かそれ以上前のことだそうです。
今の百年桜のところは藪だったそうです。
そのため、百年桜は目立たずひっそりと過ごしてきましたが、
茶畑を開くために桜を残して周囲の藪が伐採されました。
地元の人たちもそれまではほとんど誰も百年桜の存在を知らなかったそうです。

たまたま、この近所にある辻与製陶所と親しく
このサクラのことを聞きつけて父は早速写真を撮りに行きました。
それが今から4,5年前の話です。
これは何のサクラだろうと思ったのと、
私の幼少期より親しくさせていただいている
貞松先生に話をしたところ、そんなサクラは知らないとのことだったので
父はさっそく貞松先生と一緒に吉田に行ったそうです。

許可を得て貞松先生はこのサクラに上り
薄墨系の品種であることがわかったそうです。
ただ、このまま観光客が増え続けていくと
サクラは浅根性といって浅い所に根をはり非常に弱いので
あまり根を踏まれないように対策を取る必要がありました。

そこで父の撮った写真を辻与の社長経由で嬉野市長に渡してもらい、
役場の方で柵を設けてもらうことができたのです。
こんなに素晴らしいサクラを観ることで殺してしまっては罰あたりな話です。
柵はありますが、どうか皆さんもちょっと距離を置いたところから
サクラとの『間』にワビサビを感じてみてはいかがでしょうか?
きっと百年桜もあなたに何かを語りかけてくれることでしょう。

[閑話ちょっとコラム]
観光客が多くなると、靴底についていた病原気を遠隔地より運んでしまうことがある。
たとえば脊振山頂付近の道路沿いのブナの木にコブができているのもそのまめである。 

吉田の春アップ


さて、サクラの話はこの辺にして絵についてですが
この絵は現地をそのまま描いたわけではありません。
そして、この絵も前回の絵と同じくバックの山並みのところに
平面化を試みているのです。
手間の菜の花や古民家とサクラは写実的に描いていますが、
菜の花のラインと山並みのラインのバランス
それから山並みの平面化によって
日本画古来の平面化を試みております。

この絵もちょうど夏に私が帰省していたときに描かれたもので
一番奥の山のラインについて注文をつけた記憶があります。
山並みのライン一つでこの絵の奥行き感はだいぶかわりました。

さて、これから東京でお仕事なので今日はこの辺にて。

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  • 2012.04.16 16:49  
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