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2007.10.08    カテゴリ:  Column 

   日本画とは? その1 (執筆中)

Kazuhiro Talk

今日本州では久しぶりにまとまった雨が降りました。
農作物をはじめ植物にとっては心地よいものだったことでしょう。

2006年案内状
《2006年個展案内状より》

さて、今日は日本画についてご存じない方のために
いったい日本画とは油絵などとどこがどう違うのか
今後数回にわけて簡単にご紹介していきたいと思います。

詳細は↓のリンクをクリックしてください。

日本画の絵の具について

日本画は岩絵の具と言って、様々な色を呈した岩石、宝石類を
パウダー状に削って作った絵の具を使います。↓
岩彩
これです。

膠(にかわ)をお湯に溶いたものを用意し、絵の具皿の上の岩絵の具に膠水をたして、
和紙を貼ったキャンバスに着彩するという伝統技法で描きます。
要は膠がボンドの役割を果たすのです。
西洋画などで用いる絵の具は、チューブを絞ればすぐに使えるペーストが出てきますが
日本画では手間をかけて絵の具を作り上げます。↓

膠ねりねり
指を使ってよ~く膠と岩絵の具を混ぜます。
膠の濃度、絵の具との混合比が非常に難しく
さすがにマル秘事項です。ここからは有料ってことで(笑)

絵の具は何度も何度も重ねて重ねて思いの色に仕上げます。
ただし、部分的に短時間で色を仕上げることはせず、
常にキャンバス全体と対話しながら色を重ねていきます。
一度色を塗りあげてから、別の色をかぶせ
もう一度部分的に描きおこすという技法も使います。
とにかく、気の遠くなるような作業なんです。

絵の具は乾かないと発色具合を確認できません。
以前も書きましたが雨の多い梅雨の時期は
とにかく仕事がはかどりません。
日本画家は絵の具に足す水の量を調整しながら
乾燥後の発色を予測します。

また、アトリエで描いていますと一日の間に
いろんな光が窓から差し込んできます。
午前中の光、真昼の光、昼下がりの光
絵の具の色が違って見えてしまいます。
いったいこの絵がどこに飾られるのか
そんなことを考えたりする必要もあります。
だいたい昼間の光を指標にします。

このような絵の具でこのような描き方をするものですから
キャンバス表面はザラザラ、キラキラしています。
出来上がった絵の表面はもろいので
作家以外はくれぐれも触れないようにしてください。

この岩絵の具、非常に高価なものです。
上にも書きましたが、中にはサファイアやサンゴ
パールなど宝石類を砕いたものを使うこともあります。
父にとって、宝石は絵の具の材料でしかありません。
幼い頃、父が『指輪につけとくなんてもったいない』
と吐き捨てていたのを私は今でも覚えています。

※お高いジュエリーをお持ちのみなさん、
うち父には不用意に近づかないようお気を付けください。

絵の具棚
氷山の一角

そんな岩絵の具ですが、なかには猛毒のものもあります。
たとえば黄色系の絵の具ではカドミウムが入っていたり
本朱なんてものも猛毒なんです。
私がまだ5歳の頃、黙ってアトリエに侵入して
朱色の絵具が入った瓶をこぼしてしまったことがありました。
その時の両親の慌て様は今も忘れられません。
猛毒という話を聞いたそれ以来、
アトリエには不用意に入るまいと冷や汗を流しました。

ですから、2番目の写真のように毒性のある絵の具を
膠で溶く場合は非常に神経質な作業となります。

つづく 
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